山椒の会 伝言板「かきかき」

出版伏流水「山椒の会」のメンバーおよびその周辺の人たちが書きたいことを気ままに書いてゆきます。よろしかったら、お付き合い下さい。
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できたての本、あげる
 「おおっ、こんなになったの? すごい!」

 先に試読してもらった男の子に、できたばかりの本をプレゼントした。前のは校正用のコピーをクリップで留めただけだったし、表紙もモノクロのコピーで本の体裁になっていなかった。それだけに驚いた様子である。

 乱暴に扱われても傷まないよう、ハードカバーに糸かがりの本格的な製本。もちろん、表紙はカラーである。当初は本文もカラーを考えたが、費用の面からあきらめざるを得なかった。

 「おじいさん、出版社の人? 本を作っているの?」
 「おじいさんはないぞ。おじさんくらいにしてもらえないかなあ」
 「だってうちのおじいちゃん、もっと若いよ。64だもん」

 自分で「ジジイ」と言ってはいるが、人から「おじいさん」と言われると身に応える。しかし、いまは75にもなってしまったもんなあ。前は「びみょー」との感想だったが、出来上がった本で読んでもらうとどうなるのか。
- | 05:48 | - | - | - | - |
まだまだ頑張ります
 アマゾンには出品者だけの交流サイト「セラーフォーラム」がある。「このごろの売り上げはどうですか」との問いかけがあり、「75のジジイですが」として近況などを書き込んでおいた。そうしたら意外にも多くの意見が寄せられた。

 「もの凄い速さで ”いいね” が増えてますね」「75歳でも頑張っていて感心します。お体、お気を付けてください」「個人でも小資本から始められる。貴方のような方のためにこそ、こうした商売のスタイルがあるわけです」等々。

 中には中国の方からの書き込みもあった。出品者は若い人たちが中心だろうが、定年後にやり始めたという人も結構いる。しかし、75にもなると、やっぱり「おじいさん」だろなあ。

 「中国の⚪⚪です。おじいさんの話を聞いて、凄く感心感動しました。うちのおじいさんは私の3歳のとき亡くなったのですが、もしまだいるならおじいさんと同じ年みたいです。もし何か私が役に立つことがありましたら、私なりの力でサポートいたします。おじいさんの話に励まれました。ありがとうございました」

 アマゾンは安売り競争の修羅場だ。いわば敵同士のよう関係だが、同じ土俵で戦う戦友でもある。この「セラーフォーム」は一服の清涼剤となっている。
- | 09:06 | - | - | - | - |
喜んで“お蔵入り”
 『影印 武功夜話』の3巻目に取り組んでいる。パソコンでの処理を終え、いよいよ完全版下へ。この調子で行くと、来月上旬には出来上がりそう。

 出版者の一人に「こんな本を作った」と贈っておいた。今日、電話がかかってきて「汚れや裏写りもなく、きれいにできている。フォトショプを使うのもうまいわ」と言ってくれた。

 プリントアウトした原稿のシミや汚れを一つ一つ、それこそ伊勢型紙の職人さんのようにカッターで切り取ってゆく。テンかゴミかの判断に迷うのもあり、文字の中にある汚れはおいそれと手を付けられないが、それでも行間にあるものは全部取り去った。そんなのが無数にあって根気を要したが、プロからそう言われるとうれしい。

 内容的にも値段的にも、よほどの人でないと手が出まい。それはいいとしても、心配なのは本の置き場所だ。21巻作るとなると大変な量になり、収納しておくスペースが問題になってくる。

 売るのは簡単ではないと、だんだん実感されてくる。その一方で完結しなければよけいに売れないとの思いもある。わが出版人生最後の大仕事となりそうである。
- | 11:27 | - | - | - | - |
『影印 武功夜話』ヤフオク・デビュー
 『影印 武功夜話』の巻1ができてきた。巻2はすでにできあがっている。これからは売りながら、以後の巻を作り続けていかなくてはならない。

 早速、ヤフオクに出品した。このごろのデビューはヤフオクからだ。どんな反応があるのか、怖いような、楽しみのような。各巻3500円+税(各200部制作)。

 この一方で、3巻目に取りかかっている。写真撮影された誌面を、一つ一つパソコンで処理していくことになる。これが結構、根気の要る作業となる。

 裏写りしている文字を消し、逆に表の文字を引き立たせる。本にあるシミや汚れを取り除く。濃淡のバランスを調整する。パソコンは苦手だが、バカの一つ覚えでそれなりに、何とかうまくこなしている。

 目標としては月に1、2巻、最低でも1巻は出したい。この仕事をやり出して「影の人 野村作十郎」の取材や執筆ができなくなってしまった。かなり間が空いてしまったので、こちらも根性を入れてやらなくては……。
- | 03:35 | - | - | - | - |
試読した小学3年生の感想
 創作少年少女文学『神様とのお約束』(森久士著)、最終校正が終わり、いよいよ製版の工程へ。子供の荒っぽい扱いにも耐えられるよう、ハードカバーに糸かがりの丈夫な造りに。このため製本作業に手間取りそうだが、何とか今月末日に出来上がるめどが付いた。

 本とほぼ同じ紙面にしたものを、小学3年の男の子にあげ、1日がかりで読んでもらった。「どこが面白かった」と聞くと「ツバメが日本に渡ってくるとこ。自分が空から見下ろしていたみたいだった」。

 いいねえ、菓子食いねえ。「これまでに読んだ本の中で、いい方だった? そうではなかった?」「う……ん、ちょっとびみょー」。そうか……、でも、菓子を返せとは言わないよ。


 「ツバメが速いのは分かるけど、真っ直ぐではなく、くねくね飛ぶのはなぜ?」

 そういう疑問を持っているのか。「それは本にも書いてなかったけど、虫を追いかけているのでは」「いつもだよ、それは違うと思うけど」。「今度、著者に会ったら聞いてみるよ」と逃げたが、本ができたら一冊この子にあげなくちゃ。完成した本で読むと、いま以上にきっと面白いはずなんだから。
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